犬を飼っている人達の間で、愛犬と共に過ごす時間を大切にする傾向が強まっており、犬と行動を共にするのは散歩の時だけに限らないという愛犬家が、急増しています。
その大きな理由の一つに、世間に犬を受け入れる態勢が広まってきたということが考えられます。
犬同伴で入店できるドッグカフェや宿泊施設が次々と開店しており、以前はペット同伴の入店は一切お断りだった店が、「テラス席のご利用に限っては、愛犬同伴のお客様もご利用いただけます。」というような方針転換を行っていることもあります。
外国の映画で、登場人物が自分の愛犬と一緒にカフェで寛いでいる場面をしばしば見かけますが、ああいったことがようやく日本の愛犬家達にも、叶えられるようになってきたといえるでしょう。
愛犬を家族の一員として扱う文化が古くから浸透している欧米と比べると、まだまだといった感は否めませんが、ドッグカフェを中心に、犬と飼い主が共に過ごすための環境が整ってきているのは確実です。
ドッグカフェという言葉で一括りに表現しても、その内容は多彩です。
近所の愛犬家が集まってお喋りを楽しめるような雰囲気の店から、愛犬と自分だけでのんびりとくつろぎたいという飼い主にうってつけの店まであり、飼主達は自分の好みに合わせて自由な選択ができるようになっています。
それぞれのドッグカフェが主張する個性は店の雰囲気だけにとどまらず、愛犬と丸1日過ごしていられそうな、様々な施設を併設することにも現れています。
例えば、ドッグランがあって、愛犬が広い場所で自由に走り回る姿を眺めながら、お茶やスイーツを楽しめる店であったり、トリミングサロンが併設されていて、愛犬がプロのトリマーの手によってきれいになるのを、のんびりと待っていられる店などです。
他にも、犬を飼育するうえでの相談会などを催す店もあります。
特別な施設が無くても、眺めのいいウォーターフロントに建てられていたり、愛犬家でなくても魅力を感じるような、高級感のある内装と料理で特徴を出している店も人気があります。
犬を連れて行くことのできるカフェだけでなく、最近では犬同伴可能の本格的なレストランも登場しています。
これで愛犬を伴って、ゆったりとディナーをいただきながら、ワイングラスを傾けるということまでもが可能になりました。
個性豊かなドッグカフェが増えることにより、犬と飼主はどんどん行動範囲を広げ、自由になっていくのです。